タイは米食文化の国で、主食はお米で、それに何種類かの副食を組み合わせて食べるのです。タイでは大半の人が仏教徒で、宗教的に敬虔な国民ですが、肉食に関してのタブーはほとんどありません。
鶏、豚、牛、魚介類、蛙などなど、さまざまな肉類が食卓に並びます。海や川に囲まれているので、魚介類もとても豊富なのです。
食材の量も種類もたくさんあり、炒め物、蒸し物、煮物、カレー、スープなど、調理法も実に豊富なのです。このタイ料理に欠かせないのは、香辛料ですね。唐辛子、ニンニクはもちろんのこと、タイ料理、タイの食文化になくてはならないのが、「ナム・プラー」と「ガピ」と「バクチー」の3つです。
魚から作ったお醤油を「ナム・プラー」と言います。エビやアミを発酵させて作った味噌のようなものは「ガピ」で、「バクチー」とは、香草のセリ科の一種で、形はミツバのようにかわいいですが、想像もできないくらいの強烈な香りがします。英名の「コリアンダー」と言うと、分かる人が多いのではないでしょうか?
他には、やはり南国ですから、ココナッツミルク、ライムなどがお馴染みの食材ですね。
メニューを見ても、さっぱり想像がつきませんよね。でも、心配無用です。町を歩けばあちらこちらにある屋台や食堂では、料理をずらりと並べていますので、まずは「カーオ(ご飯)」を頼み、店先で美味しそうな料理を指させば、立派な食事の出来上がりです。
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