チャオプラヤー川を南北に走るボートを、チャオプラヤー・エクスプレス(ルア・ポウアン)と呼び、チャオプラヤー川を横断する渡し船をクロス・リバー・フェリー(ルア・カム・ファーク)と呼んでいます。
川の東側のバンコクと西側のトンブリーを結ぶ橋は、メモリアル橋、クルンテープ橋、タークシン橋などがありますが、実状はまだまだ少ないと言えます。
それを補って活躍しているのが、この渡し船なのです。運航は極めてアバウトで、日の出から日没まで。対岸まで陸上交通だとかなりの時間を要しますので、この渡し船はとても頼もしい交通手段なのです。
乗船前か乗船後に乗務員に料金を支払い、値段は1Bです。
この渡し船は、川の東側のワット・ポー(涅槃仏寺)から、西側のワット・アルン(暁の寺)へ渡る場合に、とても役に立ちます。両方とも、バンコク観光には欠かすことができないポイントで、両者はちょうど、チャオプラヤー川を挟んだ対岸に位置しているのです。ワット・ポーの近くの船着場ダー・ティアンから、ワット・アルンへ渡し船が出ていますよ。
同じように東側の王宮の対岸に位置するのが、西側のワット・ラカンなのです。ラカンとは「鐘」と言う意味で、朝夕の6時に寺院の鐘が鳴らされるのでこの名前がついたみたいです。金色に輝くワット・ラカンの本尊を見る時も、渡し船が活躍してくれそうですね。
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